今回は、AM(*Additive Manufacturing)システム部の3Dプリンター販売営業と、FE(フィールドエンジニア)のふたりにお話しを伺いました。
FEは、営業が販売したお客様先の3Dプリンターの設置、メンテナンス等をする仕事です。光造形機、粉末造形機、金属3Dプリンターの3チームがあり、
今回お話を伺った伊澤さんは「粉末造形機」を担当されています。
営業もそうですが、FEは特に基本お客様先へ出向いている為、オフィスには週に一度居るか居ないか、という職種になります。(撮影・インタビュー:広報 山中)
*アディティブ マニュファクチャリング…直訳すると「付加製造」
「付加」については、積層して造形するので、素材を足してゆく=ADD+ITIVE
「3Dプリンターがスペック通り正常に動作する」のが大前提でお客様の基準だから、それ以上も以下もないシンプルな仕事ですよね。
そうですね、3Dプリンターの新規設置を除いては、正常に動いていれば基本的にはお客様先へは出向きません。トラブルが起きた時に行く仕事だから。
新しい3Dプリンターを導入した時にお客様から「おお!すごいね!」「こんな形状も出来るんだ!」みたいな反応をいち早く見られる喜びっていうのはあると思うけど、 その先はもうそれがアベレージになるから、減点方式っていう少し大変な立場でもありますよね。でもきっとノウハウと運用方法でカバーされているんだと思います。
伊澤さんとはほとんど会えないですよね。今日お会いしたの一ヶ月ぶりくらいじゃないですか?!
担当する3Dプリンターやお客様先の状況によるとは思いますが、普段どんな感じのスケジュールで動かれてます?
そうですね、そのくらい会ってないかもね(笑)スケジュールはそうですね、おおよそですが、一カ所のお客様先に滞在しているのは平均2〜4日ほどでしょうか。立ち上げ(3Dプリンター)の時は1〜2週間ですね。
光造形機、粉末造形機、金属3Dプリンターでまた違ってくるかもしれません。
光造形機と粉末造形機のメンテナンスでの主な違いはどの辺りでしょうか?
重点的にやるところが違います。
光造形機は主にレーザーの調整、粉末造形機だと主に駆動系、パラメーター(温度等の条件設定)ですね。
3Dプリンターには個体差があるのはもちろん、お客様先の設置環境によっても変わってきますから、それに併せてロジカルに考えていく必要があります。
お客様に「ありがとう」と言われるのが原動力になりますね。
荷物(工具箱など)が多く車の移動ばかりでたいへんだけど、その分達成感を感じられる事は多いですよ。
僕たちの仕事は経験はもちろん大事ですが、お客様の方が詳しい場合もありますから、そういう時は素直に聞いちゃいます。
お客様の使用されてる環境に併せて、臨機応変に設置環境も対応していますし、そこは気にせず(新人の方は)安心してもらって大丈夫です。
あとは、日本全国に行けるから、ご当地の美味しいもの食べられますよね!
そうですね、たしかに(笑)
大変なことはそうですね…、メンテナンスをしていて、どうしてもうまくいかない時はある…でも正常に動作させなければならない、というプレッシャーの部分でしょうか。
ですがまあ、お客様は現場に入っているエンジニアのそんな様子を間近で見ているからでしょうか、きつく言われたりすることはないですね。
そういうところは沼田さん(営業)に、ね(笑)
(笑)怒られ役、がんばります。
お2人の通常業務での接点や、思い出エピソードなどはありますか?
通常業務での接点でいうとそうですね、3Dプリンター販売後だけではなく、見積作成時にも相談しています。
伊澤さんは粉末造形のご担当ですが、光造形機の付帯設備や電気系統についても相談させてもらってるし、とても頼れる先輩です。
思い出エピソード、ありますよ!僕が入社したての頃、トラブル対応をしていた伊澤さんに飛行機で部品を届けに行ったんです。
持って行ったは良いけど「これ違うよ!」なんてことがありました。
あったね!遠くまで届けに来てくれたのに違ってた、っていう(笑)
へこたれない人。
知識は後からついてくるので、前向きで明るい人 ー沼田さんみたいなタイプが良いかもしれないですね。
明るく笑って頑張れる人ならみんな助けてくれますから。
僕FEじゃないですよ(笑)
たしかに、ちゃんと頑張った結果失敗してもそれは怒られないから、先輩に自分の意志をどんどん伝えて出来るところはやりがいあると思います。
逆に言えば、言われてやるタイプの人は合わないかもしれません。
3Dプリンター販売営業の方(求める人物像)はどうですか?
外向きな人。
ハイエンド3Dプリンター購入というのは、額が大きいので成約までのスパンが長い(数ヶ月〜1年位)から、内向きの人はマインド的に辛いかもしれない。
自分の売上どうこうではなく「お客様のために何が出来るか」を考えられる人が向いていると思います。
というか、受け身のタイプが向いてないのは、SOLIZE Products全体的にそうかもしれない。
そうですね、最初はそれでいいかもしれないけど、その先がない。
今いる人たちはきっと、たくさん失敗を経験してきてると思いますよ。それを乗り越えてきた人たち。
新人さんにもたくさん失敗を経験して乗り越えてほしいですね。
SOLIZE Productsは、3Dデータを使ったものづくりを日本に広めた会社です。
常に卓越したもの、先端的なものを追及したいと考える姿勢をもち、ものごとをあきらめずやり遂げる力のある人を求めています。